10月26日、福岡県豊前市立三毛門小学校にて「第16回三毛門カボチャ品評会」が開催されました。この品評会は、地元の幅広い年齢層が育てた三毛門カボチャが出品され、形状や色合い、粉吹き具合など、カボチャの品質を審査する毎年恒例のイベント。今年は18点のカボチャが出展され、5人の審査員によって厳正に評価され、その中から8つのカボチャが各賞を受賞しました。
審査を担当した京築普及指導センターの橋本一郎センター長は、「今年は猛暑の影響で定植後の管理が難しい年でしたが、全体的に非常に高品質なカボチャが揃っていた」と講評し、参加者の努力が伺えました。中には5kgを超える大きさのカボチャも出品され、育成技術の高さが示されました。
品評会終了後には、三毛門カボチャを使ったスイーツや団子汁が来場者に振る舞われました。
三毛門南瓜保存会の猫田信廣会長は、「歴史ある三毛門カボチャを今後も守り伝えていきたい」と語り、地域の伝統を継承し続ける決意を新たにしました。同保存会は今後も普及活動に力を入れ、三毛門カボチャの魅力を広めていく方針です。